おじいちゃんもスマホを欲しがる時代
システムエンジニアの男性友だち40代は、面倒見が良いこともあって仕事に関係なく相談に受けることが多い。
そのHB君曰く、つい最近、近所のおじいちゃんからスマホが欲しいと相談されたと話していた。
「スマホかアイフォンどちらかが欲しいんだけどね。」
どうやらおじいちゃんにとって「アイフォン」はスマホではないらしいとHB君。
システムエンジニアの仕事
ところでシステムエンジニアについて、パソコンの中のコードと睨めっこと思われがちだけど実は違う。
「相手が本当に欲しているシステムとはどのようなものなか?」
大切なお金をかけてシステムにお金を投じる訳だから「あいつが持ってくるものは役に立たないものばかりだ」なんて事になったら信用問題。
例えそれがそもそも本人が要求したものであっても「だってあなたが言ったじゃないですか。」なんてことは口が裂けても言えず「ああ、ヒアリングが上手く出来なかったなぁ」と落ち込んでしまうのがオチなので。
よって私の知る限り殆どシステムエンジニアの場合、大半は発注先=客先の要求がいったい何であるのか、ユーザーが漠然と持っている曖昧模糊な要求を、如何に具体化していくかに注力している。
聞き出すのではない、具体化なのだ。
何故ならそもそも相手の頭のなかで、しっかりしたイメージがまとまっていない場合が往々にして多いからだ。
今回の場合はスマホについて。
たかが近所のおじいちゃんと言う事なかれ。人間の考える要求に、大きいも小さいもないのだから。
「スマホを買って何に使いたいのですか?」
もう少し相手の要求を探ろうと、おじいちゃんがスマホが欲しい理由について問うことにしたHB君に対しておじいちゃん曰く「電話とショートメール」更にひと言「あんな小さな画面ではインターネットはやりたくない。」
「現状、スマホの場合は何もしなくても月に7、8千円の費用はかかりますけど・・」
「え・・そんなに高いの。じゃあ止める。」
流行も過ぎると本来の目的を逸した行動に出る人が多発する模様。
ちなみに私もおじいちゃんと同じ、携帯電話やスマホにコストを掛ける余裕はないし、外出先ではなるべくネット閲覧などしたくないので今も暫くはガラケーのつもり。
【TOP写真】週末は三浦海岸までノースフェイスイベント「パンとスープの会」に参加、ハイキングに行って来ました。参加者の殆どがスマホを持ち、歩きながら気になったものは何でも写真撮影&ツイッターなど投稿していました。
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