オーバーレイタイプのマットレスを使ってみたい。
でも低反発や高反発、おまけに中反発まであると知って頭が混乱!
いったいどれが自分に合うのか分からない!と悩む人向けにオーバーレイマットレスの選び方をまとめてみました。
生活スタイル&体質別マットレスの選び方
生活スタイルや体質をチェックすることで自分に合うマットレスを選びます。
✅生活スタイル&体質をチェックする。
以下表から自分に合うと思われる項目を選びます(複数可)。
【生活スタイル&体質チェック表】
項目 | A | B | C |
---|---|---|---|
睡眠時間 | 短い | 標準~短め | 長め |
体質 | 標準~寒がり | 標準~寒がり | 暑がり・汗かき |
ストレス | 多め | 多い | 少なめ |
寝姿勢 | 動き少なめ | うつ伏せ、横寝好き | 動き多め |
体重 | 標準~軽め | 標準~軽め | 標準~重め |
体格 | 小柄・華奢・痩せ型 | 小柄・華奢・痩せ型 | 大柄・筋肉質 |
腰痛※ | あり | なし | なし |
その他 | 夫婦一緒に寝たい | 柔らかな寝心地を好む | 硬い寝心地を好む |
※:寝ている時に生じる痛みとして腰痛の他、首痛、肩こりなどありますがマットレスというよりは枕に起因する場合が多いため項目より外しています。
その2.自分に当て嵌まると思われる項目が分かったらA~C別にチェックがついた数の合計を数えます。
✅自分に合うマットレス選ぶ。
前出「生活スタイル&体質」チェック表で合計したA~Cそれぞれの項目総数のうち数が最も多かったタイプのマットレスを選びます。
◆Bの項目数が多い人:中反発マットレス
◆Cの項目数が多い人:高反発マットレス
✅正しくチェックするポイント
生活スタイル&体質のチェックはあくまでも目安です。
自分にとって本当に大切と思う項目が存在する場合、合計数によらずプライオリティつけをすることで正しいマットレスを選ぶことが出来ます。
例えば長男(アラサー)の場合、睡眠時間が短い(=Aタイプ)も暑がり(=Cタイプ)かつ筋肉質(=Cタイプ)でした。
Cタイプ項目総数が多いことから高反発マットレス向きと考えていたのですが実際は低反発マットレスを好んで使うようになりました。
長男にとって睡眠時間が短いという点がもっとも気になっていた点だったこと。低反発マットレスに変えたことで熟睡できるようになり睡眠時間が同じでも疲れの取れ方が格段に変わったというのです。
長男のマットレス選びを教訓に学んだことは優先順位をつけること。
選んだ項目の中で重要視したい項目毎に+1、+2などプライオリティ付けをすると自分にとって本当に必要なマットレスを見つけることができます。
【解説】低反発マットレスに向いている人とは?
- ショートスリーパー
睡眠前半すなわち深く寝ている状態の時、カラダの動きは少ないとされています。
ショートスリーパー、短い眠りで質の良い眠りを得るためにはカラダの動きを安定させる必要があります。
低反発マットレスは使っていく内に自分のカラダにフィット、安定感ある眠りを得ることができます。 - 寝返りが少ない。
耐圧分散されることから寝姿勢が安定します。寝返りが少ない人のほか寝ている間に動きが少ない人におススメです。 - 腰痛持ち
「低反発マットレスは柔らかいマットレスなので体重がある人が寝ると腰痛になる」と言う話を訊いたことがあるのですが反発力=マットレスの柔らかさ、硬さを表すものではありません。
腰痛持ちの場合、自分自身のちょっとした動きでも響くことがあります。
ゆっくりしずみゆっくり戻る低反発マットレスは寝ている間に痛みを誘発させる突発的な動きを抑制します。 - 夫婦、子どもと一緒に寝ることが多い。
揺れが一緒に寝ている相手に伝わりにくいため。トイレに起きた時に相手を起こしてしまう心配が軽減されます。
【解説】中反発マットレスに向いている人
- ストレスが多い。
ストレスがかかると緊張で体表面が固くなっていることが多くなります。柔らかいマットレスに寝るとストレスが抜ける、柔らかな寝心地はストレスを軽減します。 - うつぶせで寝ることが多い。
通気性があるためうつ伏せ寝しても寝苦しさがありません。 - 横寝が多い。
柔らかなマットレスが肩を受け止めてくれます。 - 腰痛持ち柔らかいマットレスのため体重が重たいと必要以上に沈み込む可能性があります。
- 柔らかい寝心地が好き。
【解説】高反発マットレスに向いている人
- 寝返りが多い。
高反発で寝返りをサポートします。 - 筋肉質・体格が良い。
筋肉質、体格が良い人は体重が重たいことが多いため。反発力が高いため必要以上に沈み込む心配がありません。 - 暑がり
寝ている間、多くの熱は床面から放出されていきます。高反発マ良いためマットレスに熱がこもりません。 - 汗かきち
水洗いできるため汗をかいても衛生的に使うことができます。
素材特性別マットレスの選び方
寝心地を大きく左右する反発力や通気性のほか毎日使う上で重要な手入れ方法の違いなど素材毎に異なる特性からマットレスを選びます。
オーバーレイマットレスと言えば反発力ですね!
低反発・中反発・高反発3タイプマットレスで反発力にどの程度の差があるのか…直感的に理解すべく大型クリップで止めてみた様子を比較しています。
写真左から低反発、中反発、高反発マットレスです。
低反発→中反発→高反発の順に固くなっていく・・と思われることが多いマットレスですがこうして比較してみると中反発マットレスは低反発同様(実は低反発以上に)やわらかな素材であることが分かります。
✅低・中・高マットレスの反発力を並べて比較
人間の頭の重さと言われる5㎏のウエイトを用いて低・中・高反発それぞれのマットレスの沈み方を比較しています。
- 低反発
- 中反発(二重構造タイプ)※1
- 高反発(メッシュ面)※2
- 高反発(フラット面)※3
何れもショップジャパン販売オーバーレイマットレス。カバーを外した状態で比較しています。
※1:中反発マットレスについて
自宅にある中反発マットレス=畳や床に直置きできるタイプであるため二重構造になっています。
一般的にオーバーレイタイプの中反発マットレスの場合、フラットなマットレス1枚を差しています。
※2、3;高反発マットレスについて
メッシュ&フラット面でリバーシブル仕様となっているため裏表2面にて比較しています。
一般的にオーバーレイタイプの高反発マットレスの場合「メッシュ面」素材のみ採用されていることが多いです。
別角度より反発力を並べて比較しています。
- 低反発
- 中反発
- 高反発(反対側)
- 高反発(メッシュ面)
並べてみると中反発マットレスが如何にやわらかいマットレスであるか分かります。
低・中・高反発マットレスを比較&検討するために下表に特性をまとめてみました。
✅低・中・高マットレス特性を比較
低反発 | 中反発 | 高反発 | |
---|---|---|---|
フィット感 | ◎ | ◎ | △ |
寝返り | △ | 〇 | ◎ |
寝心地 | 柔 | 柔 | 硬 |
手入れ | 陰干し | 陰干し | 水洗い可 |
前出「生活スタイル&体質」による分類で潜在的なニーズを知った上でマットレス特性を比較することは自分に合ったマットレスを見つける近道です。
まとめ
マットレス選びで大切なことはトレンドに流されないこと。
次に大切なことは第一印象だけで決めないことだと思っています。
例え実店舗へ赴いて実際に試し寝、横になって感触を試すことができても「好きか嫌いか」わかることはその場限りの感覚。
途中覚醒することなく朝までしっかり寝ることが出来るか、はたまた腰痛などカラダに痛みがでないかということは数日間、できれば季節をまたいで試してみる他、方法はないのです。
今現在(冬)に私がメインとして使っているマットレスは中反発マットレス(二重構造)。
自分の生活スタイルや体質をチェックした結果で得られたマットレスが結果として長期間使いたいと思えるマットレスになりました。
参考にしたメディア、文献等:【生活スタイル&体質チェック表】ショップジャパン主催セミナーにて教えて貰ったタイプ別マットレスの選び方を元に作成しています。