2015年10月東京ヒカリエで開催されたイベントにて本革製品で有名なココマイスターブースを訪問。
ココマイスターより新しく販売が始まった本革ビジネスバッグを実際に手に取って見てくることが出来ました。
写真:経年変化を楽しみつつ修理しながらでも長く愛用したい革製品は第一印象が大切!比較する意味でブースでチェックしてきた本革ビジネスバッグを並べてみました。
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- 目次
- ? ココマイスター革製品の魅力
? ココマイスター本革ビジネスバッグ一覧
1.マットーネ・ジルベルト
2.マットーネ・モンドヴィマイスター
3.マット-ネ・オリヴェートマイスター
4.マットーネ・ビジネストート
5.マット-ネ・ガブリエル
6.マルティー二・バードキャッチャー
7.マルティーニ・サーモントラウト
8.ブライダル・バンガーブリー
9.ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト
? まとめ
? ココマイスター革製品の魅力
ココマイスター革製品の魅力をひと言で表すとすれば”希少性が高いヨーロッパ伝統天然皮革にモノづくり日本文化の融合した逸品”。
バッグ材料となる「皮革」はイタリア、ドイツ、イギリス等、長い文化と歴史に培われた最高傑作である天然皮革を採用。
厳選された皮革は世界的に流通量が少なく納期に1年程度かかる場合もあるというのだから驚かされます。
細部まで手を抜くことなく作りこまれたディテールは繊細な日本人ならでは「手に持った人に気持ち良く使ってもらいたい」といった職人の心意気が反映されていようです。
「一生使える良品」と称すべきココマイスター革製品は使い込むほど味が出る天然皮革の醍醐味を存分に楽しむことが出来る逸品です。
1. マットーネ・ジルベルト
- 外装:マットーネ
- 内装:マットーネウルトラスエード
- 金具:黒ニッケルサテー
- 重量:1210g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸:29×39cm(縦横)
伊トスカーナ地方で歴史あるバケッタ製法で生み出された「マットーネ※」採用。
カラー展開はオールドブラック、ブランデー、ビターチョコ、ダークネイビーの4カラー。
写真は経年変化を最も楽しむことが出来るブランデーカラーです。
※マットーネとは?
ココマイスターが扱う欧州稀少皮革の中でも「ヌメ革」であるマットーネは表面に殆ど加工を施してないとのこと。
牛が生きていたころについた傷や血筋などがそのまま残っていることが特徴のひとつ。
使った歲月だけ経年変化の歴史を刻む名品です。
光沢を敢えて押さえ気味にしたシルバー金具は柔らかな印象を持つマットーネ皮革に見事に調和しています。
革バッグの重みが集中することから最も消耗が激しい部分であり、それゆえ縫製の出来え次第でバッグの持ちが変わってくる持ち手をチェックしてみました。
「持ち手」のどの部分を取っても綻び一つを見つけることが出来ません。
手作業でていねいに作りこまれた様が見て取れます。
写真上:ビターチョコカラーを上から見た様子。
写真下:ブランデーカラーを上から見た様子。
内装は汚れに強いと定評、東レ社が誇る最高素材を採用。
産毛のような手触り感に癒やされます。
2. マットーネ・モンドヴィマイスター
- 外装:マットーネ
- 内装:マットーネウルトラスエード
- 金具:黒ニッケルサテー
- 重量:1250g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸:29×40cm(縦横)
丁寧に編み込まれた「マットーネ」のビジネス革バッグです。
カラー展開は前出マットーネ・ジルベルト同様4カラー展開。写真はオールドブラック。
これだけ細かな編みこみが施されながら重量は前出「マットーネ・ジルベルト」と殆ど変わらないの嬉しい。
近くに寄って見ると如何に緻密に計算され隙間なく編み込まれているかが良くわかります。
編みこみ模様と調和するように作られたファスナー持ち手部分も美しい。
持ち手は丸みを帯びたタイプ。
ショルダーベルトをチェック。
重厚感ある本体に負けてしまうことがないよう要所に皮革と黒ニッケルサテーを使った作りになっていました。
内外側のポケットを確認。
外装ファスナーポケット、同じく外装マグネット付きポケット中に更にフリーポケットが2つ付いていました。
マットーネ・モンドヴィマイスターに限ったことではないも、ココマイスタービジネスバッグには「お・・・こんな所にまでポケットがあった!」実際に使い始めて感動する場面がありそうです。
3. マットーネ・オリヴェートマイスター
- 外装:マットーネ
- 内装:マットーネウルトラスエード
- 金具:金サテー
- 重量:1400g(本体)
- 付属:フロント用の鍵1
- 外寸:27.5×40.5cm(縦横)
ココマイスター革製品でも数ある「マットーネ」シリーズにして最高峰、マイスターの名に相応しい風貌の本格ビジネスバッグです。
前出「マットーネ・モンドヴィマイスター」と同じ美しい編みこみ文様に加えて全体をカチっとした印象に仕上げてある点が最大の特徴。
カラーはその他マットーネシリーズ同様4カラー。写真はブランデー。
バッグ裏面まで均一感をもたせ美しく編み込まれた文様が美しい。
バッグを床に置いた時に革を痛めないよう四隅についた金具も黄金色と統一感があります。
持ち手も「オリヴェートマイスター」特徴のひとつ。
ミシン目が中央にある理由は手に持った時に縫い目が当たらないよう配慮されているからとのこと。
小さな心遣いは如何にも日本職人が使った名品といった感があります。
その他マットーネシリーズと大きな違いのひとつに金具に金色を使っていること。
フロントに配した留め具は中に入れた荷物量に応じて2通りに留めることが可能。
付属の鍵でキーロックすることも可能。
内装はベルベット調のスエード。
重厚感ある風合いに仕上っていました。
4. マットーネ・ビジネストート
- 外装:マットーネ
- 内装:マットーネウルトラスエード
- 金具:ニッケル(シルバー/つやあり)
- 重量:1000g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸:30×42cm(縦横)
サイズとしてビジネス用にジャストサイズ!小回りが効きそうなマットーネ皮革のトートバッグです。
重量はマットーネシリーズの中で最も軽い1000gを実現。
カラーはこれまでのマットーネシリーズ同様4カラー展開も2色使いになっていることでビジネストートながら全体的に軽く明るい仕上りが印象的です。
丸みを帯びた取手の縫製はブラウン系。
マットーネ・ビジネストート内装をチェックしている様子。
モノをざっくり入れることが多いトートもバッグ内側両サイドにポケットがあると重宝します。
5. マットーネ・ガブリエル
- 外装:マットーネ
- 内装:マットーネウルトラスエード
- 金具:黒ニッケルサテー
- 重量:1170g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸;34×46.5cm(縦横)
イタリア名門「マットーネ」皮革によるトートバッグです。
前出マットーネビジネストート(30×42cm)に比べてサイズ(34×46.5cm)と一回り大きめサイズ。
カラー展開はオールドブラック、ブランデー、ビターチョコ、ダークネイビーの4カラー展開。写真はオールドブラック。
大サイズトートバッグながら本体重量が1170gと軽量なのも嬉しい。
シンプルなデザインの大型トートならではヌメ革「マットーネ」ならでは味わい深い皮革を存分に楽しむことができるのも魅力のひとつ。
持ち手もしっかりした縫製であることを確認。
大型トートバッグにありがちな荷物が溢れてしまうことを防ぐために上部に付いたジッパーが嬉しい。
内装は東レ社が誇る最高素材を採用。
たっぷり入るトートバッグも小物収納時にちょっとしたポケットがあると重宝するもの。
ポケットは外側にフリーポケット1、内側両サイドにファスナーク付き1つ、フリーポケット2つ。
使い手の気持ちが反映されたポケット仕様に満足。
6. マルティーニ・バードキャッチャー
- 外装:マルティーニ
- 内装:マルティーニウルトラスエード
- 金具:ニッケル(シルバー、つやあり)
- 重量:1000g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸:30×42cm(縦横)
マルティーニ皮革※で作られたトートバッグです。
カラー展開はオールドブラック、ブランデー、ビターチョコ、ダークネイビーの4カラー。写真はオールドブラック。
※マルティーニとは?
イタリア伝統パラダッシュ・カルロ社による伝統技法により生み出される天然皮革です。
持ち手は丸みを帯びたシンプルながら丁寧な作り。
内装はこれまでに登場したトート同様、落ち着いたスエード調。
ファスナー付き、フリー合わせて3つのポケットが付きです。
7. マルティー二・サーモントラウト
- 外装:マルティーニ
- 内装:マルティーニウルトラスエード
- 金具:ニッケル(シルバー/つやあり)
- 重量:1110g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸:36.5×37cm(縦横)
前出「マルティーニ・バードキャッチャー」同様、マルティーニ皮革で作れた大型トートバッグです。
カラー展開はマットーネシリーズ同様、オールドブラック、ブランデー、ビターチョコ、ダークネイビーの4カラー。
サイズ=36.5×37cmであることから正方形に近い形。
写真奥側にあるトートバッグは比較のため置いた「マットーネスタイルトート」外寸:36×37cm(縦横)、重量;930g。
カラーの違い以上に奥側マルティーニ、手前マットーネ、皮革の違いがダイレクトに感じられるのはトートバッグならでは。
ほぼ同サイズながらバッグ重量比率が「マルティーニ>マットーネ」となっていることが関係するのか奥側「マルティーニ」トートバッグは明るいカラーに相反し重量感を感じることが出来ます。
マルティーニ・サーモントラウトの持ち手も丸みを帯びたしっかりした持ち手。
ツヤ感あるシルバーの金属がアクセント。
ショルダーベルトをつけることが出来るD缶シルバーの金属もデザインの一部。
大きなバッグ故に荷物も重たくなりがち。バッグ底に鋲がついているので床に置いても安心です。
内装はマットーネシリーズトート同様、2つのフリーポケット&ファスナー付きポケット3つを装備した大容量。
オン&オフシーンに大活躍してくれそうな頼もしいバッグです。
8. ブライドル・バンガーブリー
- 外装:ブライドル
- 内装:ブライドルウルトラスエード
- 金具:金サテー
- 重量:1400g(本体)
- 付属:ショルダーベルト
- 外寸:28.8×39.7cm(縦横)
イギリス伝統皮革ブライドルレザー※で作られたビジネス向け革バッグです。
カラーはブラック、モスグリーン、ロイヤルブラウン、ダークネイビー、ヘーゼルの5タイプ。写真はブラック。
※ブライドルとは?
イギリスで馬具など用いられるなど堅牢な皮革として有名。質実剛健な趣きは大人の男性にピッタリな風合いです。
持ち手、付属のショルダーベルト、またバッグ厚みを見るために上方向から「ブライドル・バンガーブリー」を見た様子をチェックしています。
個人的に写真右:皮革製造工程で刷り込まれたロウがかすかに浮き出る様子に一目惚れ、金サテーの金具と品良くマッチしています。
スエード調の落ち着いた内装についたペン差し、携帯入れ、名刺入れなどビジネスシーンで重宝すること請け合いです。
9. ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト
- 外装:ナポレオンカーフ
- 内装:ナポレオンカーフウルトラスエード
- 金具:アンティークゴールド
- 重量:952g(本体)
- 外寸:29.7×39cm(縦横)
最高級イタリア産オイルヌバック「ナポレオンカーフ」※を使った無駄の一切を配したシンプルなバッグです。
カラーはマットブラック、ブランデー、オリーブの3タイプ。写真はマットブラック。
※ナポレオンカーフとは?
イタリアの独創的な革文化より生まれた天然皮革でナポレオン時代に英国、イタリアで愛されたことで有名。
ヌバックならではナポレオンカーフの質感を存分に楽しめるよう作られた感があるディテールは何れもシンプル。
持ち手に施されたステッチが唯一アクセントとなってシンプルにして美しいです。
高級車内装に使われると言われる「ナポレオンカーフ」ですが言われてみると何処か車のイメージが湧いてくるから不思議。
内装にはファスナー付きポケットの他、名刺入れ、ペン差し、ホック付きポケットなど、ビジネスシーンに必要な小物を一通り収納できるようになっていました。
? まとめ
私自身ココマイスターの代表的な長財布であるマットーネ・ラージウォレットを使い始めて今年で6年目になりますが、これまでに本体皮革はもちろん小さな部品に至るまで、壊れたり使えなくなったことはありません。
今後も安心して使い続けることが出来る理由に「ココマイ」永久保証。
万一製品に不具合があった場合でも無期限で修理を受付けてくれるの制度があるので安心です。
ココマイスター革バッグについて
今回イベントにて初めて手にすることとなりましたが、贅沢に使われた天然皮革はもちろん、細部まで使い手のことを考え作りこまれた様はまさにヨーロッパの歴史と日本の技術の融合、非の打ち所がない完成形に感動しました。
個人的に興味を持ったのはトート。
オフシーンで何かと使い勝手が良いトートですが大人の男性が本革の黒いトートを持っているとハッとさせられることがあります。
男性に限らず女性でも、オフシーン、ジーンズなどカジュアルスタイルに自然に本革バッグを取り入れることが出来たら素敵だなと思いました。
記事に記載した商品写真及び情報は記事執筆時点内容です。
また希少性が高い皮革を使っていること、職人の手によりひとつひとつ手作りであることから常時販売しているとは限りません。
最新の情報はココマイスター公式オンラインショップで確認して下さい。