質実剛健、大人の男性に持って相応しい仕上がりが魅力。
ココマイスターで扱う本革製品の中でも根強い人気2タイプ「ナポレオンカーフ」「ブライドル」のビジネス鞄を比較してみました。
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ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト
天然皮革「ナポレオンカーフ」魅力と特徴
? イタリアの独創的な革文化より生まれた皮革。
? ナポレオン時代に英仏で愛用。
? 半年間程度使用で激変していく圧倒的なエイジング。
? オイルヌバックならでは手に馴染むしっとり感。
往年ココマイスター・ファンの中には個性豊かなオイルヌバック「ナポレオンカーフ」一筋の人も多くいるとのこと。
「イタリア皮革カーフ」をベースとし吟すり加工によって起毛。
その後オイルを染み込ませることで仕上げられた「ナポレオンカーフ」より放たれる風合いは一度見たら忘れられない異彩を放つ存在です。
機能性を重視するビジネスバッグにあって無駄を排した様は無骨にさえ見えるもナポレオンカーフ好きには堪らない逸品ということが出来そうです。
外観
サイドより見ると鞄というよりはまるで「四角い箱」をイメージ。
シンプルながら強烈な個性を感じることができます。
ココマイスター曰く「油を多く含むナポレオンカーフを扱うには日本の職人業が必要」とのこと。
「革製品の良し悪しは切れ端の処理の仕方である”コパ処理”を見れば分かる」と言われる通り、美しく仕上げられたエッジに見惚れます。
マットブラックの皮革に映えて美しいステッチが印象的。
ステッチもひとつの大切なデザイン要素となる好例です。
内装
表向き無骨な表情に反し丁寧に作りこまれた内装が面白いです。
高級車内装に使われる「ウルトラスエード」を採用。
使う者にしか見えない&分からないところに贅を尽くした道具を持つことはまさに大人の粋。
- 写真左側:ホック付きポケット
- 写真中央:カードケース
- 写真右側:ペン差し
「ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト」の鞄ひとつさえあれば小物まですっきり収納できることから単なる「鞄」以上「道具箱」と言い換えることが出来そう・・・
まるで「箱」を思わせる形も「道具箱」と思えば合点が行きます。
鞄の内装に付けられた「ホック付きポケット」のホックを外した様子。
ホックを外して名刺、ちょっとしたメモなど挟んで置くなどフォルダー代わりに使えば便利そうです。
内装、反対側にはファスナー付きの大きなポケットが1つ。
アンティークゴールドの金具が高級感を惹き立てます。
ブライドル・バンガーブリーフ
天然皮革「ブライドル」魅力と特徴
? 貴族が愛した英国の誇る伝統皮革。
? 馬具など用いられるなど堅牢性を誇る皮革。
? 英国名門タンナーによる製造。
質実剛健な趣きは大人の男性にピッタリな風合い。
ココマイスターで扱われている天然皮革全5タイプ「コードバン」「ブライドル」「マットーネ」「ナポレオンカーフ」「パティーナ」の中で人気長財布として常に上位に複数のブライドルが食い込むなど人気の高さが伺えます。
外観
質実剛健な風合いと合理性を兼ね備えたデザインはビジネスシーンに相応しい鞄ということが出来そうです。
使い込む内、痛みが出やすい鞄サイド部分を見ると丁寧に仕上げられていることが一目瞭然。
何度も塗料を重ねて乾かすことで艶やかなコパ処理を施しているとのこと。まるで漆塗り技法を思わせる職人業に脱帽。
ファスナー持ち手(引き手)にもブライドルレザーを採用することで高級感とデザインの統一感が出ています。
光沢を押さえマットに仕上げられたファスナーもブライドルレザーにしっくりとマッチしていました。
実際、どれだけ高価ブランド鞄であっても本体に繋ぐ持ち手処理が甘いことで早々に使えなくなった苦い経験があったことから必ずチェックするようになったことのひとつ。
長く使う程やはり痛みが出やすい本体と持ち手のジョイント部分を確認。
荷物重みが集中することを加味し持ち手はもちろんのこと、本体まで補強された様を見るにつけ、長く使うことを想定して作られていることを感じます。
鞄本体に当たる持ち手部分に丸みを持たせてあるとのこと。
同時に鞄を持つ人間の手の平に当たる部分に丸みがあることで鞄、鞄を使う人間、両者にやさしい設計になっていることが分かります。
内装
内装には東レスエード調素材を採用。
ファスナー付き大ポケット、携帯入れ、名刺入れ、ペン差しなどかゆいところに手が届く内装は前出「ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト」同様、大人の道具箱といった感があります。
ファスナーを全開した様子。
本体ファスナーとダブルで使うことで大切な書類がなくなる心配も大きく軽減、セキュリティ性が高くなっています。
鞄本体についたD缶につけることでショルダーバッグとして使うことも可能。
本体ブライドルの持つ高級感を失わないよう作られているのが嬉しい。
鞄と合わせて持ちたい長財布
「ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト」鞄の手前にあるのは同じく「ナポレオンカーフ」で作れらた長財布。
鞄と長財布合わせて持つと気分が更に盛り上がるから不思議。
鞄を持つ前にまずは長財布から始めるというのも良いかも知れません。
「もうかれこれ10年使っているんだ」
ココマイスターの革製品にはそんな言葉が似合そうです。
商品情報
最後に記事で紹介した2タイプ鞄を比較するためにサイズ、重量など仕様をまとめてみました。
アイテム名 | 重量 (g) |
外寸 (cm) |
付属 |
ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト | 952g | 29.7×39 | |
ブライドル・バンガーブリーフ | 1400g | 28.8×39.7 | ショルダーベルト |
見た目共にタフで質実剛健、外寸も殆ど同じタイプですが重量に大きな違いが出てくることが分かります。
皮革素材の違いによるところもあるも大き差が出た理由にデザインコンセプトの違い。
無駄の一切を排した「ナポレオンカーフ・ビジネスボナバルト」と比べて「ブライドル・バンガーブリーフ」の場合、ビジネスシーンを快適に使えることを想定、小さなディテールにこだわり抜いた作りとなっています。
記事で紹介した「ナポレオンカーフ」「ブライドル」鞄、長財布ココマイスターにて販売しています。